連載2024.06.19
愛の心で一服㉟(愛の手紙コンクール入賞作品より)
愛の手紙コンクールも今年で29年目
袋井市内の小・中学校には毎年コンクールのご案内をさせて頂いていますが
近年、国語の授業で取りあげて頂き県外から学校を通してご応募を頂くことがあります。
本日嬉しいことがありました。
中学2年生の国語の授業で「手紙の効用について」を学習され、
相手を思いながら実際に書いた手紙を応募して頂きました。
審査に直接関わらない身としては、今から純粋に読ませて頂くのが楽しみです。
茨城県の中学校の先生、生徒の皆さん この度はありがとうございました。
<駄菓子屋のおばあちゃん>
まだ私がずいぶん小さい頃、駄菓子屋のおばあちゃんに会うために、
古く小さな駄菓子屋へ乗れるようになったばっかりの自転車を一生懸命に漕ぎ、顔を出していました。
ある日、おばあちゃんに手紙を書いて、また自転車を走らせました。
その日から顔を出すたび、「手紙毎日読んでいるのよ」と嬉しそうな笑顔で話してくれました。
小さい頃の私にとって、あの優しいまなざしや最後まで楽しそうにお話を聞いて笑ってくれる存在が、
もう一人のおばあちゃんのように感じられたのかもしれません。
中学に入ってから忙しくなり、駄菓子屋の存在すら忘れてしまっていました。
でもタンスを掃除していた時、一通の手紙を見つけました。駄菓子屋のおばあちゃんからでした。
当時は読めなかった、昭和書体の長い手紙。
私も毎日読んでいます。ありがとう。
応募時 中学三年 佐藤 陽菜